鍼とは
さて、「ハリ」と聞いて皆さまはどのような針を思い浮かべられますか?
「縫い針」や「注射針」を想像されると、とても鍼治療を受けてみようという気になりそうにありませんが、鍼灸で使用する日本の鍼の基準となる「No.1」(1番)という鍼の直径はわずか0.16 mmです。大体、髪の毛位の太さを想像して下さいね。
そこから番号が上がると0.02mmずつ太くなり、「No.8」(8番)は0.3mm。この太さの鍼は、身体に強い刺激を与えたい場合、鍼の先端を届かせたい深さまでの身体の組織が固い場合、などに選んで使います。
逆に、「美容鍼」などで用いられている「No.03」(0.3番)はわずか0.1mm!刺激に弱い方や、顔など肌のきめ細かいデリケートな部位に選んで使います。
長さも15mm-90mmとバラエティ豊か! 日本の鍼の特徴は、細くてしなやかで、日本人の繊細な体質に合っているというのが私の見解です。
さらに、直径も長さもこれだけのレンジがあるので、あなたの体質や身体の部位に合わせて最適なものを選ぶことができます。
鍼の材質や形状、種類も様々なのですが、「たなごころ」で使用する鍼はセイリン社のディスポーザブル鍼です。
一度使用したものは二度と使わずに廃棄しますので、感染症などの心配はございません。ご安心下さい。